フランスで働く@退職
寿司屋のお話も今回で4回目ですが、これで完結になります。
今回はこの地獄の寿司屋を退職できたお話。
私が寿司屋で働いていたのはちょうど2ヶ月です。
たったの2ヶ月。
入職して1週間で「辞めたい」って思っちゃったので、辞めたいだけの2ヶ月はそれはそれは長かったです。
退職が決まった時はハッピーでした!
なぜ辞めたかったか
「仕事に時間を取られすぎて自分の時間がなかった」
これが1番の理由です。
休みが日曜日だけで、朝から夜中まで働き詰めでした。
生理が止まらなくなって、腱鞘炎とバネ指で手がガチガチになって
日々の忙しさと言葉がわからないストレス。
その上手取り時給は7€。
飲食店なのに不衛生だったことも看護師の私には不愉快でした。
まぁ日本人の感覚としては、こーゆー働き方の人はいますよね。
朝から夜中まで働いて、休日も働いて、安月給
自分の意にそぐわない仕事のためにストレスで薬を飲みながら働いているサラリーマン。
こんな気持ちなのか、って共感できてしまいました。
そんなストレスな会社は辞めれば良いんですよ。
って言いたいけどいろいろ辞められない事情があるんでしょうな!
ってことで私も辞めますって言いたい!…かったんだけどチキンな私は言えなかった…
なので作戦を考えました。
題してお休みください作戦
ちょうどその頃夏で、みんなバカンスとってたので、私も聞いたんです。
「1〜2週間バカンスをもらいたいんだけど可能ですか?」
私としてはアルバイトの感覚でいたのでサクッと聞いたんです。
そしたらウォンさん「お前何わけわかんねーこと言ってんだ」くらいな感じで、却下されそうになったんですよね。
当たり前ですよ、だって新人が入ってまだ一ヶ月なのに夏休みもらいたいんだけどって言ったらおかしいでしょう!
でも私の作戦はそれで良かったんです。
2週間後、ウォンさんから退職したらどうか (辞めてください) と提案があった。
なぜなら入職から2ヶ月は試行期間であって本採用ではなかったから!
そんなに休みが欲しいなら退職すればいい、というウォンさんの心使い(?)に笑顔でYES!!
というわけで円満退職となりました。
元々人の出入りが激しいレストランだったので、退職手続きは慣れているのでしょう。
その後街でバッタリ同僚に出くわしたので、新しいスタッフは入ったのか聞くと
入っていないそうだ。
あんなに忙しい職場なのに私が抜けてもやれるってのはすごいね、さすが中国人の底力。
寿司屋での仕事は、良くも悪くもいい経験になりました!
たった2ヶ月だけど週6勤務だったので長く感じたね。
フランス語話せない私を雇ってくれたウォンさんありがとう。(今だから言える)
テーブルにみそ汁ぶち撒けた時の優しいフランスお兄さん、ありがとう。
ところで私が稼いだ給料は2500€ (約30万円くらい) でした。
さらに最後の給料明細を見てみると、なぞの300€が追加されていました。
それは有休分でした。
日本なら有休消化なんてできないことが多い中、こうしてお金に替えて頂けるなんてありがたい話です。
では